通常、刑務所では入所時に私物検査がある。ここでほとんどの私物が所内に入らない物として、出所まで保管される。なお、メガネ(20パーセントまでの色付きも可能)は可能になっている。
一方、刑務所の受刑者には日用品の一部が無料で国から支給されているが、必要に応じて受刑者が自らのお金で生活に必要な物資を購入することも可能だ。
所内で買えるのは、石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプーといった日用品が主なもの。ところがこれだけじゃない。
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まだまだ買えるぞ、刑務所内の私物品!
さらに受刑者のランクである”2類”になれば、石鹸より上等な洗顔料や、ボディーソープも購入可能で、ほかにも本やマンガ雑誌も買えるほか、(上質な)下着、外で待っている家族へ手紙を出すため封筒、切手なども買える。ただ、お金が無くて、切手が買えない場合は、買ってもらえる扶助制度もある。
さらに、ムショでは成人雑誌の購入も可能だという。ただし、刑務所による検閲は謎が多く、基準がはっきりしない。絶対に許されないのは、犯罪性の高い内容の成人雑誌だという。それ以外は購入や閲覧ができるとされている。
なお、受刑者による成人向け雑誌の閲覧をめぐる裁判が起きていることを紹介しておこう。
男性受刑者に成人向け雑誌の閲覧を禁止したのは人権侵害に当たるとして、兵庫県弁護士会は31日、加古川刑務所(加古川市)に勧告書を送付した。
受刑者にこうした雑誌の閲覧を許可するかどうかは「各刑務所長の裁量」(法務省矯正局)。同刑務所でも、申請して購入したものは、不適切な箇所を塗りつぶすなどして受刑者に手渡されていたが、2012年秋ごろから全面閲覧禁止になったとみられる。
典拠元 神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201407/0007196352.shtml
成人向け雑誌の基準のあいまいさは各刑務所長による裁量が大きいというわけだ。加古川刑務所のように全面閲覧禁止になっている刑務所もあるかもしれない。
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