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47都道府県では各市町村役場が犯罪人名簿を作成し、犯罪人は一定期間記載される。

選挙の立候補者が犯罪者でないかを調べるためというのが作成目的であるが、警察や検察からの照会や特定の国家資格(おそらく弁護士か)の合格者の犯歴を調べるために国が照会することもある。

また、検察庁の犯歴管理簿に一度でも記載されると、犯歴事務規程18条によって、死ぬまで抹消されない。

逆説的に言うと、死んではじめて抹消される。


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刑務所に入るとどうなる・・・?

犯罪を犯して警察に逮捕されたのち、裁判所で懲役刑の判決を受けた人たちはどのようにム所へと行きつくのか。

判決を受けた後はいわゆる既決囚という扱いになり、本人の性別や罪状、前科、健康面などなどが総合的に判断されて全国の刑務所へと押送される。

例えば、東京で罪を犯して逮捕された者が、北海道のム所へ送られる場合もあるし、逆もしかり。こうして刑務所に収容されて自由刑を受けている者を受刑者という。

刑務所に入獄すると、自由と基本的人権が一部剥奪される。

例えば、軍隊に入隊したとしよう。当然、入隊直後にいきなりハードな演習が始まることは無く、入隊して最初の数カ月は身だしなみや敬礼、整列の作法など基本的な身の処し方を躾けられる。

刑務所も同じだ。これを新入訓練という。

ところが新人だからと甘くはない。嫌だと言っても辞められない。

懲役刑の受刑者の日常は工場の仕事が主である。刑務所によって刑務作業に違いはあるが、基本的に工場で木工加工などのほか、パソコンの解体、衣類の縫製、食品の製造等を行うのだ。

また、能力や学歴に応じて計算工や図書夫と呼ばれるワンランク上の工場に配属になる場合もある。

普段、受刑者たちが着用する「ムショ服」は日本の場合、グレーの上下になっている。何人もの男のアブラ臭、体臭が染みついて、洗ってもとれない臭い受刑服で新入りは必ず使い古しのおさがりが支給されるのだ。

ボタンが外れた際には刑務官から裁縫道具を借り受け、自分で修繕しなければならない。

アメリカの刑務所などでは脱走抑止のため、オレンジ色など目立つ色だが、近年では監獄カラオケみたいにシマシマ模様に戻す動きもある。

これは刑務所を扱ったドラマの人気で、オレンジ色の囚人服がカッコイイとおもわれるようになったからだという。

実は、全国の刑務所の受刑者に配給される被服の全ては加古川刑務所の工場にて、同じく受刑者が製造している。

なお、基本的に同姓の受刑者の場合などを考慮して、管理しやすくるため受刑者には番号が振り当てられる。

日夕点呼では見回りの刑務官の前で自分に与えられた番号を大声で張り上げる。また、自分の私物にも番号が振られ管理される。

ただ、受刑者の服の胸には苗字の書かれた記名章がつけられているので、名前が剥奪されるわけではない。

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