禁錮刑の受刑者

実質的に強制的な労働を科せられる懲役刑と違って、拘束されるのが刑罰である禁錮刑には労働義務がない。

ただ、義務ではないものの、受刑者自ら申し出れば、室内で軽作業が可能になっている。

一見、懲役より禁錮刑のほうが楽に見えるが、独房で誰とも話さずに生活するのはかなりの精神ストレスがかかるという。

受刑者にも階級がある

刑務官に階級があるのと同じく、受刑者にも”類”という等級がある。刑務官に反抗せず、真面目に規則正しく過ごせば、ドラクエのようにレベルが次第に上がっていく。通常、一番最初の等級は5類と呼ばれる最低級。

類が上がれば、作業報奨金もアップして手紙を出せる回数や面接の回数も増え、購入できる私物すら違ってくる。逆に懲罰を受ければ、類が上がらないどころか下がる。懲罰を受けることで仮出所も遠のく。

だからほとんどの者が真面目に勤め上げる。真面目に勤めていれば、刑務所の中とは言え、生活レベルが少なからず向上していく仕組みになっている。刑務所は真面目な者が完全に報われる社会となっている・・ということか。いや、真面目ならこんなところにははじめから来ないだろうか。

なお、級が上の受刑者には新品に近い衣類が、級が低い受刑者にはボロボロの臭い服が支給される。当然ながら、ム所から出す手紙は刑務所ですべてを検閲しており、家族から受刑者へ送られる手紙も刑務所が検閲後に受刑者に渡している。

受刑者たちの一日

受刑者たちは普段、舎房(しゃぼう)と呼ばれる生活宿舎にて寝起きし、食事をとり、規則に沿って粛々とした生活を行う。平日は6時50分に起床し、着替えて布団をたたむとすぐに刑務官の開房点検が行われる。

それが終われば、ドアに設けられた小さな窓越しに朝飯が配膳される。麦入り白米と、漬物、ねぎの味噌汁といった味付けの薄い粗末なメシを食い終われば、月曜日から金曜日までは刑務所内の工場に出役し、各自に割り当てられた刑務作業に当たる。

昼休みには工場内にある食堂で昼食を喫食する事が許される。食後は短いながらも運動も許可される。

午後になると、また刑務作業が再開され夕方まで続く。

作業終了後は数日おきに風呂に入れる。風呂に入れない日には体を拭くか、シャワーで済ます。

その後、舎房に戻り夕食をとれば、あとは自由時間になるのでテレビを見たり、雑誌を読んだり、囲碁将棋をしたり手紙を書くこともできる。

土日祝日は免業日と呼ばれ、一切の作業から解放されるが、調理を担う炊事夫は休めない。

これが刑務所で日々更生に励む受刑者たちのおおまかな日常の過ごし方だ。

 キミが行く刑務所は千差万別!日本全国の刑務所の特色をご紹介

日本ではそれぞれの刑務所に特色があります。それではまず、北から行ってみましょう。

[旭川刑務所] なんと国立刑務所初の完全個室&ベッド導入!

旭川市にある旭川刑務所はLB(主に再入者で執行刑期が8年以上の者を収容する刑務所)級刑務所。

ここには反社会集団への所属性が強く、反抗的で協調性に欠けて犯罪傾向が進んだ者がとくに多く収容され、真冬には凍○者が出ることもあるという檻ですが、なんと2014年には悪いイメージを一新しようと洋式の個室を導入し、ベッドを導入、全室を冷暖房完備にしました。

http://www.asahi.com/articles/ASGBZ61VVGBZIIPE02B.html



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画像引用元 YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150601-OYT1T50019.html

読売新聞によれば、ベッド化の理由は「受刑者が布団を上げ下げする労力を減らすため」とのこと。しかし、この措置に対して「受刑者の厚遇は納得が出来ない」と憤っているのは犯罪の被害者たち。当然だろう。旭川刑務所と言えば、とくに凶悪事件を起こしたり再犯を犯すなどの者がヴチ込まれるムショだ。ネット上の声も否定的なものが多い。

「こんなん農村部の中国人が見たら人○すために日本に来るんじゃねーの?」
「ヒキニートにはもってこいの部屋だな」
「東京の病院でこの個室なら一日二万だな」

引用元 2ちゃんねる

などというコメントが寄せられている。

[府中刑務所] 日本最大の刑務所!収容人数は3000人!パン工場もある

東京都府中市に所在し、なんと3000人もの受刑者を収容する日本最大の刑務所、それが府中刑務所。1968年の三億円事件は同刑務所のすぐ横で起きています。

府中刑務所は大きさもかなりのものがありますが、特色はやはり「パン工場」でしょうか。

ここでは、同刑務所やほかの刑務所の受刑者が食事として食べる分のパン、さらには市販のパンの製造まで受託しているというから驚き。

当然、味も良く毎年府中刑務所で行われる一般公開日である文化祭でも限定販売され、毎回売り切れになってしまいます。

[加古川刑務所] 西の「交通刑務所」としても知られる

標語の加古川刑務所の特色は、犯罪傾向の進んでいない男性の施設、交通事犯受刑者の施設、女性受刑者の施設の3つが広大な敷地にあることでしょう。

中でも「交通区」は一般受刑者とは別棟になっており、交通事犯の受刑者を収容する専用区画になっています。

千葉県の市原刑務所が「東の交通刑務所」なら、加古川は西の「交通刑務所」です。


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