受刑者の身の上調査などを行う分類面接とは
刑務所内ではたびたび面接がおこなわれる。身元引受人に関する事や、過去にどんな仕事をやっていたか、どんな作業をしたいかなどを受刑者から聞き取り、彼らに適切な配役を与え、更生への手がかりとするための面接だ。
当然、特定の仕事に長けていたり、資格や経験があると、それを活かす工場に優先的に配役される。
しかし、刑務所にもよるが、多くの刑務所の工場では木工加工やクリーニングなどが主で、あまり受刑者の希望が通ることは無い。
「希望の刑務所はあるかい?」と刑務官が聞いてくる。
しかし、例えば「自分は北海道出身なので札幌刑務所に行きたいです」と答えても「あそこは再犯者用だから初犯のお前が行けるわけないだろ(笑)お前は長野(刑務所)だな」と言われることもある。
そもそも初犯の受刑者が刑務所に詳しいわけもなく、答えられるわけがない。
じゃあ最初から聞くなって話だ。
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