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季節や行事ごとに出される特別なメニューについて

さて、刑務所の食事といえば貧相なものと一般的な常識だが、特別な日には特別な食事も供されることになっているのも事実。

例えば、2月のバレンタインデーにはチョコレート、三月のひな祭りはひなあられ、五月には柏餅、彼岸にぼたもち、土用の丑の日にはウナギ、九月は月見団子。十二月ともなれば、クリスマスケーキも供される。さらに誕生日(誕生月)には特別メニューも供されている。

そして、受刑者にとって最大の楽しみは正月のおせち料理だろう。

特食と呼ばれる甘い食い物(アマシャリ)

なお、刑務所では「甘いもの」は出ないとよく言われるが、そんなこともない。甘い菓子は通称アマシャリと呼ばれており、フルーツポンチも出るし、コーラも出る。

刑務所ではこれらたくさんのアマシャリが出ているのが実情だ。とくに、普段の態度がくそまじめで優秀と認められる模範受刑者は、講習会というお楽しみ会において、お菓子やジュース(自費)の喫食も許されている。

ただ、その場合のお菓子については刑務所からの無償供与ではなく、受刑者が日給100円程度で自ら働いたお金で買ったお菓子である。

刑務所にもよるが、内容は300円から500円程度のお菓子で、チョコレートやせんべい、ゼリーやプリン、クッキーなど。「なんだ。刑務所の受刑者も結構、甘いものやお菓子を食べてるんじゃないか」と思う方もいるかもしれないが、生活態度が真面目な懲役に限ってはまぎれもなく事実である。

このような模範的な受刑者、つまり優良受刑者の評価は毎年四月と九月になっており、大多数の受刑者はみんな自分の評価が上がることを期待して、真面目に懲役を務める。

刑務所でコーヒーが飲める?

また、刑務所でもコーヒーが全く出ないわけではなく、年に数度、缶コーヒーとして配給される。普段、コーヒーなどすっかり絶ってカフェイン抜きしている受刑者たちにはコーヒー一杯でも眠れなくなって困ることがあるという。

刑務所とコーヒーの話としては、刑務官が受刑者を自分に懐かせるためにお菓子やコーヒーを不正に与えて処分されたという不祥事が近年、起きている。

当然ながら、刑務官が受刑者に私的な施しをすることはご法度。バレれば処分、バレなければ良いという話でもない。

果物も冬場はとくに多く出される。

逮捕されて刑務所に収監された堀江貴文・元ライブドア社長によれば、とくに冬場はオレンジなど柑橘系の果物がヘビーローテーションで配給されるとのこと。

堀江氏はコストが安いからではと推測しているが、数日に一回は出ている感じがしたとのことだ。

余談であるが、女子受刑者へバナナが配給される場合、一本丸ごとではなく、 半分に切った状態で供されているのが実情だ。食用以外の目的に使用させないためである。


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