日本に終身刑は無い!しかし、無期懲役がある。マル特無期は事実上の終身刑だ

この記事の所要時間: 151

現在、日本の刑務所には1800人の無期刑の受刑者がいる。これまでは無期懲役の判決を受けても真面目に刑務所で強制労働を勤め上げれば、20年余りで仮出所になるという運用がなされていた。

しかし、現在では20年どころか30年服役しなければ、仮出所の審査対象にならないことになっているのだ。

無期懲役刑に処された受刑者は基本的に仮釈放に当たって、検察庁が審査をする。その際にあまりにも凶悪な事件を起こした者、再犯をしそうな者はハネられるのだ。

これがいわゆるマル特無期とよばれる受刑者たち。マル特無期は1998年から導入されている、死刑に準ずるような凶悪犯の再犯防止策であるのだ。



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ただし、マル特といっても、必ずしも外に出られない「完全なる無期懲役」ではない。

そうは言っても、生きて出られることはほぼ絶望的だ。

無期懲役刑が「終身刑」につながる傾向が進んでいる。
昨年1年間に仮釈放された無期懲役の受刑者は8人で、8年連続で1桁となった。
1990年代はほぼ2桁で推移していた。8人の刑務所の平均在所期間は31年2カ月。
10年前から約8年、20年前からは13年延びた。
一方で、刑務所内で死亡した無期懲役の受刑者は昨年14人で、5年連続で2桁となった。

典拠元 無期受刑者、進む「終身刑」化 仮釈放8年連続1桁
http://www.asahi.com/articles/ASGBX5JHMGBXUTIL03K.html

日本に終身刑はない。無期懲役刑と終身刑の違いは仮釈放の有無だが、事実上の終身刑として刑務所で最期を迎える受刑者が増えている形だ。

法務省が28日に公表した無期懲役の受刑者に関するまとめで分かった。89年以降の統計でみると、仮釈放された受刑者の人数は91年に34人にのぼるなど、98年までほぼ2桁で推移。平均在所期間も20年前後だった

現在全国の刑務所にいる無期懲役刑に服している受刑者のうち、400人ほどが指定されていると推測されている。

アメリカなどではポピュラーな終身刑の代わりに、日本は無期懲役の”マル特無期”を以って事実上の終身刑としていると見ていいのかもしれない。


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