公務外で犯罪を行ったアメリカ兵が入る、日本で唯一の刑務所がある。それが米軍基地も多い神奈川県にある横須賀刑務支所(旧・横須賀刑務所)だ。
実は、同支所では米軍受刑者への待遇というか、厚遇ぶりがすごいことになっており、専用の米兵受刑者棟では米兵受刑者が毎日ステーキ、フルーツ、ケーキを食べ、三食ごとにコーヒー、牛乳も喫食している。
日本人受刑者と比べてとんでもない格差だが、これは国会でも問題として取り上げられたこともあるほどの驚きの実話だ。
在日米軍兵士および軍属による犯罪の例
在日米軍の兵士(および軍属)の人員や基地の規模でとくに大きな割合をしめているのが沖縄県だ。
日本国内で米軍兵士が起こして検挙された犯罪の数は統計を取り始めた昭和47年から平成24年までに過去、約5700件にも上る。なかでも凶悪犯では殺人、強盗、放火、そして強姦が検挙されている。ほかにも暴行、傷害、窃盗事案などが多くなっている。
彼ら米兵が日本国内で起こした罪は一般の日本人が起こした罪と内容が同じでも、裁かれる量刑についてはかなり相違がある。その理由が「日米地位協定」だ。
そして不公平な「日米地位協定」は刑務所の中の待遇にも影響を及ぼしている。
なお、収監されている米兵が喫食する食料品については、在日米軍からの直接差し入れで、年間総量実に13トン。
さらに暖房でも差別が行われている。一般受刑者はストーブが廊下に置かれているだけなのに、横須賀刑務支所の米兵受刑者は居室内に暖房がある。
これらの受刑者の待遇格差問題は国会で何度も取り上げられるほどだが、法務省では「地位協定25条の日米合同委員会の合意内容が根拠であり問題ない」と答弁している。
資料典拠元サイト各種
沖縄における在日米軍による性犯罪と日米地位協定について触れてみる。http://www.kinoblo.com/entry/okinawa_.beigun
米兵の受刑者は食事も優遇だって? – 日本共産党中央委員会
jcp.or.jp/akahata/aik/2002-05-23/0523_faq.html
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